このブログはアイスランド(地の果てテュレ)を愛してやまない日本人コマによる旅行記&滞在記です。
アイスランドのきれいな景色やかわいい街並み、どうでもいい小ネタをご紹介します。
短期滞在の旅行では飽き足らず、ついに2019年から大学留学という形でアイスランドに滞在しています。
その前にイギリスにも住んでいたため、イギリスネタもかなり挟まれてます。

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2016年7月16日土曜日

激動の歴史渦巻くロンドン塔

2016年4月29日

クレジットカードの利用明細が届いて、留学初期費用の金額に悲しい気持ちになったので、
楽しい出来事を書きます。

ロンドン塔に行ってきました。 


一時は動物園の役割もあったとか。

陰鬱な歴史の渦巻く倫敦塔。
牢獄のイメージが強いですが、王の居城としての役割もありました。
だからこそ、高貴な身分の囚人を監禁できる機能もあったわけですが。




日本出国前にシェイクスピアのリチャード三世を読んだので、
ここでエドワード5世(12歳)とその弟(9歳)が亡くなったのかと思うと
とても神妙な気持ちになりました。


塔とは言っても実際は城塞なので、いくつかの建物に分かれています。
幼い王子たちが閉じ込められていたのはブラッディー・タワー。

ブラッディー・タワー
塔の上の階では幼い王子たちにまつわるアニメーションが流れていました。
幽閉される手前から幽閉された部屋に何者かが侵入するシーンまで・・・。

リチャード3世と二人の甥たち
王子たちにまつわるアニメーション。
そして、ロンドン塔の中心にあるのがホワイト・タワー。

ホワイト・タワー
ホワイト・タワー

幼い子どもたちの遺骨が発見された場所。
王子たちが行方不明になってから200年後、
ホワイト・タワーの階段裏で少年2人の遺骨が発見されました。
それは行方不明になっていた王子たちだったのではと推察されているそうです。

木製の階段

階段は防衛のためわざと木製で作られているらしく、
籠城する際に壊せるようにしてるのだそうです。

城としての機能を持たなくなってから階段が外される頻度は減ったのでしょうが、
木製なのでメンテナンスが必要だったんですね。
その階段を取り外した際に、裏側から幼い王子たち遺骨が・・・。

階段の付け替え時に幼い少年二人の遺骨が発見された様子。

ホワイト・タワーは現在、甲冑や武器のコレクションが飾られています。
その数、かなりのものです。
特に存在感のある甲冑がヘンリー8世のもの。大きい。



ヘンリー8世の甲冑。大きい!
こういう記念撮影パネルはどこにでもありますが、シニカル・・・。
武器庫

あとはヘンリー8世の2番目の妃アン・ブーリンが処刑された場所も印象的でした。

処刑の跡地にはモダンな記念碑が。
意外にもロンドン塔で処刑された人物は数少ないのだとか。
基本的には処刑される際は塔の外に連れ出されたそうです。
特別に高貴な身分の方々だけ、プライバシーを重視して塔内で処刑されたとか。
とは言っても、同じく高貴な身分の方々が立ち合い(見学)していたそうですが。

その日は晴れていたのに、時折雷雨が来たりみぞれが降ったり。
倫敦塔の激動の歴史にふさわしく、天気も目まぐるしい日でした。
楽しい出来事を書くつもりが陰鬱な雰囲気に・・・!

でもお土産にデザインが素敵だったホワイト・タワーのコースターを購入。
階段の中腹の黒い穴の部分。
デスクに置いて、毎日倫敦塔の激動の歴史に想いを馳せることにします。

階段中腹の黒い穴に・・・

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