このブログはアイスランド(地の果てテュレ)を愛してやまない日本人コマによる旅行記&滞在記です。
アイスランドのきれいな景色やかわいい街並み、どうでもいい小ネタをご紹介します。
短期滞在の旅行では飽き足らず、ついに2019年から大学留学という形でアイスランドに滞在しています。
その前にイギリスにも住んでいたため、イギリスネタもかなり挟まれてます。

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2016年7月26日火曜日

ど派手なロンドン・プライドを見物

2016年6月25日

London Pride!!




LGBTパレードを見に行ってきました。
これはレズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダーの
性的少数派の文化を讃えるイベントです。

1969年6月28日にアメリカのニューヨークで起きた暴動
「ストーンウォールの反乱」が発端で、
毎年6月頃に世界各国でこのようなパレードが行われているそうです。
(何故かアイスランドでは8月に行われています。おそらく気候のせいでしょう)

日本でも1994年から開催されているそうです。
毎年開催地が変わるそうなので、遭遇したことはありませんが。

ロンドンのプライド・パレードは今年で43回目の開催だそうです。









噂には聞いていましたが、すごい活気!

人!人!人!

一番混んでいるであろう
リージェントストリートとオックスフォードストリートの交差点で
写真をばしゃばしゃ。

ど派手な衣装に身を包んでいる人や、
むしろほとんど服を着てない人など・・・!



スポンサー企業も多いらしく、
ロンドンの銀行にもLGBTの象徴であるレインボーカラーで飾られていました。
お堅い業種代表のような銀行も堂々とスポンサーになっているあたり、
LGBTへの理解が進んでいるんだなぁと思いました。
(これは完全に主観ですが)

中にはEUの旗を掲げている人もいて、
昨日のEU離脱の衝撃を物語っている気もしました。



ちなみにアイスランドはLGBTに最も優しい国の一つであります。

2009~2013年に首相を務めたヨハンナ・シグルザルドッティルは
史上初のレズビアンの首相としても有名です。
アイスランドでは1996年から同性カップルが法的にパートナーとして登録できる制度が始まり、
2010年より結婚が認められるようになりました。

イギリスでは2004年に登録パートナー制度が成立し、翌年施行。
2013年に同性婚法案が可決され、翌年に施行されたそうです。

さらにちなみに、
世界初の登録パートナー法が成立したのは1989年のデンマーク。
世界初の同性婚法が成立したのが2000年オランダだそうです。

2016年7月25日月曜日

イギリスの生活用品・・・ラップ

普段は生活感のある記事をあまり書かないのですが、
2か月半を経て使い終わった生活道具について触れたいと思います。


それはラップです。



そう、一人暮らしには欠かせないレンチンの必需品。
そのラップが英國ではすこぶる質が悪い。
とにかくラップが薄い。日本の百均で売ってるラップよりも薄い。
そのため、広げたくても風圧でくしゃっとなる。
さらにラップカートンの刃でうまくラップが切れない。
スパッと切れるのではなく、メニョッっと絡まる・・・。
(嗚呼、日本の擬態語って素晴らしい)




使っていたラップは、
ちょっとお高めスーパーのプライベートブランドで、
他の製品は割と質が高いのに、
£2(当時350円程度)とは言え、こればっかりは残念・・・。

そんな英國製ラップを使い終わった今日、
初めて実家から送ってもらった日本製ラップを使用。
嗚呼、肉厚とはこのことか!刃切れも素晴らしい!!
(※ステマではありませんが、絶対参入の余地があると思う)

基本的には郷に入っては郷に従えで
大して気にせずロンドン生活を満喫しているのですが、
たまに、その品質で不満に思ったことないの??と
疑問を抱かざるを得ない時があります。。。
レンジにかけた時に不安で仕方がありません。

海外在住の日本人何万人が、
このラップ問題にやきもきしてきたのかと思うと、
なんだか見過ごせない気分になります。
日本の企業様どうにか頑張って進出してくださいませんかね??

そんなわけで、ここ最近は日本製ラップで快適に夕飯の支度ができているのでした。

2016年7月24日日曜日

ブルームズベリー・ファ-マーズ・マーケットでランチ


2016年7月14日

I'm in Bloomsbury Farmer's Market, which is held on every Thursday.

フリーターを満喫しようと、
毎週木曜日に開催される
大英博物館の近くの
ブルームスベリー・ファーマーズ・マーケットに行きました。

通学路にあったのでずっと気になってたのですが、
学校のお昼休みに来るには遠くて…。

食材も売ってますが、£6(800円程度)の軽食メインのマーケットです。
大学キャンパスに囲まれた広場にあるので学生多めですが、
昼食に来てるビジネスマンも結構いました。
仕事のお昼休みにマーケットでランチとか最高じゃないですか!

学校近くのSohoでも教会の広場で
毎週木曜に開催される軽食マーケットに行きましたが、
そこよりも広々としてて買い物しやすかったです。

鯖サンドの匂いがたまらなくお腹を刺激したのですが、
お米食べたいしなぁ・・・と断念。
鯖サンドと言えばイスタンブールを思い出します。

お米を探すも、閉店間際に行ったらインドカレーの屋台では
お米売り切れ。ナンならあるよ、と。
うーん、今日はナンよりお米の気分なんです。


気を取り直して今度は肉に焦点を当ててハンバーガーを買ってみました。
ジューシーなハンバーガー、チーズ乗せて£5
店員さんはバンにお肉とチーズを入れてくれて、
あとのトッピングはセルフサービス。
レタス、ピクルス、ケチャップ、マスタード。
レタス以外は久々に食べる食材(?)だったので大盛に。
結果、食べにくい・・・でも美味しかったです。




しかし満腹にはならず、バジルのペンネも。
ハーフサイズで£3.5
ひたすらバジル味なのでハーフサイズで丁度よかったです。
ミニトマト入ってますが、お飾り程度。
粉チーズはお好みで。
他の味とのハーフ&ハーフもできるみたいでした。



明日のブランチ用にゴロゴロと不揃いな大きめスコーン。
3個まとめ買いで£4(1個だと£1.5)
安くはないけどかなり大きいのでよしとします。 
表面は結構カリッカリに焼きあがってます。ビスコッティのように硬い。

来週もフリーターならまた来よう。
次は鯖サンド食べたいです。

2016年7月23日土曜日

アイスランドの2016年6月と言えばサッカー一色

イギリスで6月の話題と言えばEU離脱の国民投票だったのですが、
アイスランドで6月の話題と言えばサッカーのEURO 2016でした。

今年のアイスランドはすごかったんですよ!
ワールドカップだってオリンピックだってほとんど見ない
スポーツとは全くご縁のない私が
こんなにサッカーの試合に注目したことがあっただろうか!?

サッカー自体はアイスランドでも人気スポーツで
少年がやるスポーツと言えばサッカーですし、
30人に1人がスタジアムで観戦しているそうで、
観戦率は他国よりもダントツで高いそうです。
(それは単に他に娯楽がないからかもしれませんが)

しかし小国アイスランド・・・人口33万人の国ですから、
当然サッカーだって選手層はそんなに厚くありません。
プロのサッカー選手も大体が兼業選手です。
監督のヘイミル・ハルグリムソン(ハットルグリムスソン)も監督と歯科医を兼業しています。

そんなわけで、EURO 2016もワールドカップもずっと予選敗退。
前回の2014年に初めて決勝トーナメントに進出を果たしました。

そして迎えた今回。

●6月14日 ポルトガルと1-1で引き分け。

引き分けだったので、私も注目してなかったのですが、
優勝候補のポルトガルと引き分けたということで
Facebookではアイスランドが大盛り上がり。
実際、ポルトガルが優勝したんですね。(今、調べて知りました)

●6月18日 ハンガリーと1-1で引き分け。

ここでも引き分け。Facebook上でも対して盛り上がらず。
このときの私は試合をしていたことすら気付いてませんでした・・・。

●6月22日 オーストリアに2-1で勝利!

一気にFacebookの私のタイムラインがアイスランドの勝利で埋まりました!
私は友達とライオン・キングのミュージカルを観た帰りで、
夢見心地でFacebook開いたら大変なことに!
これで決勝トーナメントに進出を果たしたということもあって
アイスランドは大盛り上がりでした。

次はイングランドと対戦ということで、ロンドンでもアイスランドの話題がチラホラ。
Facebookでは試合前に1958~1976年のタラ戦争を引き合い出すほどの期待っぷり。
ちなみに、タラ戦争とは漁業権を巡って起こったアイスランドとイギリスの紛争で、
最終的にはイギリスが大幅に譲歩する形で終結しました。
同時代の冷戦Cold Warをもじってタラ戦争Cod Warと呼ばれたそうですが、
実際は国交断絶には至らなかったので、戦争Warではなく紛争Conflictなんですよね。
そんなわけで迎えたイングランド戦。

●6月27日 イングランドに2-1で勝利!!!!!

アイスランド勝っちゃいました!勝っちゃいましたよ!
その直前にイギリスで決まったEU離脱を受けて
Brexit Vol.2(イギリスのEU離脱第2弾)なんて文言も飛び交ってなんて不謹慎!
(Brexit = Britain Exit・・・イギリスのEU離脱を一言で表す造語)
と思いきや、あとで見たらイギリスの新聞でも同じこと言ってました(笑)

でもしばらくはFacebookのロンドン関連のタイムライン上に
サッカーの話題は上りませんでした。
試合前まではサッカーの話してたのに、すぐさまウィンブルドンの話に切り替え。
うーむ、こうしてイングランド人は負けたことをなかったことにしてきたのかしら?と思ってします。
しばらししてから兼業歯科医の監督チームに負けるなんて!って記事が上がってました。

ちなみに語学学校の先生はアイスランドに負けたことを
あんな小さな小さな島国Tiny tiny islandに負けるなんて!って嘆いていました。
でも先生、アイスランドはそんなに小さくないんです・・・。
グレートブリテン島(209,331km2)の半分くらいの面積(102,828km2)なんです。
ヨーロッパではグレートブリテンの次に大きい島なんです。
アイるランド島(84,406km2)よりは大きいんです。

連日の勝利を受けてアイスランド航空ではナプキンにこんなメッセージが。
Did you know that Iceland is the smallest nation to qualify for the European Championships?
Their journey has not been as smooth as yours.
「アイスランドが、ヨーロッパのサッカー決勝トーナメントに進出した
 最も小さい国だって知ってました?
 彼らの旅は、(このアイスランド航空を利用している)あなたの旅のように
 順調ではなかったんです。」


●7月3日 フランスに2-5で敗北。。。

準々決勝で負けてしまいました。
タイムラインの落胆ぶりと言ったらなかったです。
でも国中上げて、ここまで来たことを称えていました。

その翌日、アイスランドの選手たちが帰国し、凱旋の様子がライブ中継されていました。
凱旋バスが通るレイキャヴィークの街並みにノスタルジー。
広場について選手が一人ずつ紹介されている最中、イケメンチェック(笑)
そしてキャプテンのアロン・グンナルソンが大きく手拍子するパフォーマンスと
それに合わせて観客が手拍子するのを見ていたら感極まってきて思わずホロリ・・・。
もちろん、広場にいたのが国民のすべてなわけではないのですが、
(実際、私の友人のアイスランド人はその時キャンプを楽しんでいた模様)
一緒に手を叩くアイスランドの一体感に感動してしまいました。
次の2018年ワールドカップの時は私もあの広場にいたいなぁ・・・。

スポーツに関しては食わず嫌いなところがある私ですが、
スポーツって色々な楽しみ方があるなぁと勉強にもなった今回のEURO 2016でした。

2016年7月22日金曜日

2か月半通った語学学校を卒業

2016年7月8日

I'm totally free...!!

語学学校を卒業しました。

最終日の夜は元クラスメートの可愛い女子たちとステーキ!!
友人とネットを駆使して評判のいいステーキハウスをリサーチ。

ホークスムーア HawksmoorというステーキハウスのAir Street店に行ってきました。
リージェントストリート沿いにあってピカデリー・サーカスからすぐです。
嗚呼、久々のステーキ!美味!





ステーキを食べた後はパプへ移動。
ビールが沁みますね。
ソーホーをふらふら歩いて入ったパブなので定かではないのですが、
おそらくThe Glasshouse Storesというお店だったかと。

そして卒業祝いにチョコまでいただきました!ありがとう!
カーポ carpoというチョコレート屋さんのもの。
先月見るだけ見て買うのを断念したお店だ・・・!
アーモンドがチョコでコーティングされてて、上品な甘さ。
大変おいしゅうございました。




さて、これで晴れて人生初フリーター生活の始まりです(笑)
(前職は4月一杯まで在籍していて、その直後に語学学校に入りました)

そんなわけで、語学学校の感想をつらつら書こうかと。。。
5月頭から2か月半通ったロンドンど真ん中にある語学学校。
一週間単位で学生を受け入れているため、週替わりでクラスメートが入れ替わり、
目まぐるしくも面白い日々を過ごしました。
少人数制を売りにしているので、
クラスに2人しかいないときもあれば、10人ぐらいになるときも。
年齢は高校生~定年後に留学に来た60代まで様々。
最後の2~3週間は高校・大学の夏休み留学に重なって、
イタリア人高校生のお友達が沢山できました。真面目でない子もいたけど、みんな素直で可愛い。
さすがに20代後半以降の留学生や駐在妻の方々のほうが話が合いましたが,
仲良くなったウクライナ人と韓国人の駐在妻たちは
お子さんの夏休みに合わせて母国へ一時帰国してしまいました。

そして先生方が本当に授業を工夫していて、ありがたかったです。
テキストをただ使うのではなく、
プリントや小説や音楽など、様々な教材を持ち込んで、
時にはお外に出かけてロンドンの街を教材に教えてくださって、
英語を体で学ぶことができました。
最初はオンラインの入学テストをそうとは知らずに適当に答えたら
6段階中5番目のクラスになってしまいましたが、
簡単な会話ほど喋れないもんだなぁとしみじみ。
持てる積極性を振り絞って、最終的には2段階クラスが上がりました。頑張った私!
最後のUpper Intermediateで過ごした3週間は、
リスニングが半分も聞き取れなかったり、
高校生よりも全然喋れないことにがっくりしたり…。

とにかく耳が悪いので、これからは映画とか海外ドラマを観て耳を慣らそうかと。
あと、ディスカッションは苦手です。
日仏伊で会話のテンポの話題になって、
日本人は相手が話し終えるのを待ってから自分が話し始めますが、
フランス人は人の話に被せて話し始め、
イタリア人はお互いずっと喋っているという・・・
わかった、もう待たないわ!と思いましたね。
でも主張したいことを伝えるのは何とかできるのですが、
あらかじめ主張したいことがないときに考えをひねり出すのに時間がかかるんですよね。
その話題に関して特に思うことないんだけどなぁ・・・とか思ってしまうズボラな私。
これは最早英語の問題ではないのですけど。

そして私のボキャブラリーで最も苦手なのはphrase of verbというやつです。
動詞+前置詞の熟語のことですが、
その組み合わせ無限にあるのでは?と思えて覚えられません。。。
しかし会話では必須!頑張って覚えます。

でも自分の苦手分野がはっきりわかったので、
この経験を糧に独学に切り替えて行きたいと思います。
あとはとにかく就活がんばります・・・!!

2016年7月21日木曜日

ロンドンで鍵の洗礼

2016年6月27日

これは家の鍵・・・ではなくてブレスレットのチャームです。

午後7時、なぜか家の鍵が開かないという事件が発生!
ドアには鍵が2つ付いているのですが、片側だけ鍵が回らない!
なんで!?

家主にメールしてみるも、
知人のお葬式に参列していたので、まだ帰れないとのこと。
普段はこの時間には帰宅しているのに、今日に限って…!
Push it hard! と言われても、鍵が回る気配なし…。

近所に住む家主のパパに来てもらって鍵を試してもらいましたが、
やはり開きません…。
私の力が足りないわけではなかった。そりゃそうだ。
Push it hard! の問題ではない。

取り敢えず、パパのお宅にお邪魔して家主の帰宅を待つことに。
家主の娘っ子ちゃんと一緒にマイケル・ジョーダンとバックス・バニーのコラボ映画を観ました。
バスケじゃなくて野球シーンが多いし、
時折はさむアニメのバックス・バニーは宇宙人に襲われてるし…。
なに、この映画…謎すぎる。

午後8時過ぎ、家主がママとともに帰宅。
家主の推察によると、鍵を内側から固定するロックが何かの拍子に降りてしまった模様。
郵便受けの隙間から棒を差し込んでロック解除を試みるも虚しく、事態は変わりません。
娘っ子ちゃんをバスルームの窓から入れようとしますが、
窓は結構高い位置にあり、娘っ子ちゃんが怪我しそうで断念。
やむを得ず、修理屋さんを呼ぶことにしました。

午後9時、家主の車の中で修理屋さんを待つこと30分。
いっそ笑えてくるこの状況。
修理屋さんが来て内側の鍵を解除してくれるのかと思いきや、
壊すしかないね!ということに。
夜の住宅街に響くドリルの音…。

午後10時、鍵を取り外してようやく家に入ることができました。
修理屋さんが鍵を付け直しているので、まだドリルの音は響きます…。
近隣の皆さま、ごめんなさい。
でも、我々のせいではないと思うんです。多分鍵が古いせいなのかと。

午後10時半、新しい鍵を付け直して料金お支払い。
クレジット払いだと手数料で20%取られるというので、現金払いで。
もちろん、修繕費は家主が払ったのですが、
現金の持ち合わせがないので、私の翌月のお家賃を前払いして渡しました。
それはいいんですが、クレジット手数料20%って高すぎません??

そんなこんなで月曜からどっと疲れてしまったのでした。
東京では一度も体験したことのないことが、ロンドンでは起こるもんですね。
さすがに家主も職場では1回あったけど自宅では初めてと言ってました。
職場ではあったんだ…。

でも、この話には続きがあるんです。


2016年7月2日

鍵が開かなくて付け替えたのが月曜日。
で、その週の土曜日、またしても鍵が開きません!!
なんで!?
付け替えたばっかりですよね?
なんで、また私の帰宅時に開かないの?私の開け方が悪いの?
いやいや、普通ですよ!変に強引に開けようとかしてないですよ!

で、またしても家主にメールでヘルプ。
家主は2時間前に開け閉めした時は普通だったわよ??と。
電話し始めた矢先に私のスマホのバッテリーが無くなってしまいましたが、
とりあえず家主に帰ってきもらうことに。
今日は近所のパパ宅にいたらしいので、すぐに駆け付けてくれました。よかった。
(バッテリー切れちゃったと言いたいときはMy battery diedと言うそうです。そう、スマホがお亡くなりになってしまったの…)

さて、また修理屋を呼ぶのかと思いきや、家主は近所の友人たちに電話し始めました。
またしても、なんで!?
しばらく待っていると、若い女性が脚立を担いで登場!
彼女も締め出され経験ありとのことで、
脚立を設置し、バスルームの窓をドライバーで開け始めました!
プロい!窓のネジがどんどん外されていく!
彼女の腕が疲れ始めたようだったので、交代してネジ回しに挑戦しましたが、
錆びまくって硬いネジは思うように開かず、すぐに再交代…。
窓を開けた彼女は、その細身を生かしてするりとバスルームの中へ!
すごい!すごいぜ!エミリー!神がかって見える!
彼女が内側から鍵を開けてくれて、無事に一同帰宅。
彼女は開けた窓のネジを締め直し、去っていきました。
ありがとう!ゴッドハンド・エミリー!

様子を見守っていた同じフロアのトルコ人のお兄さんが
内鍵を解体してみてくれましたが、ネジがイカれてるとのこと。

家主はまたしても電話。
今度は修理屋さんにクレーム。
翌日また来てもらって、内側のロックを外してもらいました。
直すのかと思いきや、内鍵を取り外して終了。
また勝手に締められちゃたまりませんからね。
修理代については結構クレームを言ってましが、最終的に返金してもらえたのかはわからず。
内鍵を取り外して終了したことに爆笑していたら、聞きそびれてしまいました。
でも家主の満足具合から察するに返金してもらえたのでしょう。

これにて一件落着。
なぜなら直したのではなく、外したから。
再発防止は徹底的に。

2016年7月20日水曜日

コロンビア・フラワー・マーケットにてミントと芍薬を購入

2016年6月19日

コロンビア・フラワー・マーケットに行ってきました。

ロンドン東側のショーディッチエリアのコロンビア・ロードに
日曜日限定で郊外からお花の卸売り業者がたくさん集まってきます。
8:00~14:00まで開催されているのですが、
レア物を狙うのでなければ、13:00以降のマーケット終了間際に行くと
バーゲンになってお得にお買い物できます。
そして14:00になってもまだお店は結構残ってます。

5月頭にも1回行ったのですが、その時は引越を控えていたので何も買えず…。
以前、ロンドンに住んでいた友人が窓辺にミントのある生活をしていたので、
ロンドンでミントを育てる生活にずっと憧れていたのです。
度重なる引越を終え、ようやく落ち着いたので、
お部屋に植物のある生活を実現するときがやってきました!

これは5月に行った時のフワラーマーケット
虎視眈々と妄想していたミントを購入。
Garden mint と Moroccan mint と書いてありますが、
おそらくアップルミントとスペアミントかと思われます。
あとはローズマリー。
ハーブ小鉢3つで£5(その日のレートで750円程度)

左からアップルミント(?)、スペアミント(?)、ローズマリー(!)

ついでに芍薬も購入。
大きい芍薬が5輪も入ってますが、バーゲンで£3(450円程度)!
本当は薔薇を買おうと思っていたのですが、
たまたまドイツの友人が芍薬を買ったとFacebookに記事を上げていたので、またも真似っこ。
薔薇はロンドンのそこかしこに咲いているのですが、
芍薬はなかなか見かけないので丁度よかったです。
つぼみの状態で買ったのに、一晩で一気に花開いてビックリ。




そう言えば、芍薬って英語でPeonyって言うんですね。
芍薬好きの友人が
ロクシタンのピオニーのハンドクリームを誕生日にプレゼントしてくれたのを思い出しました。

さて、バーゲンでお得に植物を買えたのは良しとして、困ったことが一つ。

花瓶がない…!!


実家にいた時は突然お花をいただいても
家にサイズ別にいくつか花瓶がありましたし、プランターもあったのですが、
引っ越したばかりの家にあるはずもなく…。
否、家主のプランターはあるのですが、ベランダ用の大きいものしかありません。

そんなわけで、お花とミントを抱えながら花瓶・プランター探し。
プランターは丁度いい小鉢&受け皿が3個セットで£5というのを発見。
花瓶は悩みに悩んで、とっても優美な白い水差し型のものを購入。
£17.5…2600円相当…他のお買い得感が一気に相殺された感じですが仕方ない…。
店主のマダムが、とってもエレガントで素敵な花瓶を選んだわね!と
商売上手なお言葉をくれたので満足です。

エレガントな花瓶と芍薬

一晩で一気に開花!

東京のコンクリートジャングルではよく植物を枯らしていた私ですが、
(ミントどころかサボテンも枯らしたなぁ…)
ロンドンではちゃんと愛でて育てたいと思います。

2016年7月19日火曜日

ウォレス・コレクションでフランス革命に想いを馳せる

2016年6月2日

昨日、2回目(短距離移動含めると5回目)の引越をようやく終えました。
これからしばらくは落ち着けそうです。
ようやくスーツケースの中身を全部出せてほっとしました。
(1か月以上畳まれて圧縮されたジャケットとかマキシワンピとか…!!)
さて、スーツケース2個でできたあざと筋肉痛を無視して、
ウィリアム・ウォレス・コレクションを見てきました。
語学学校の授業の時間に、先生の解説付きで見学。
イギリスの作品も多かったですが、
フランス革命時に国外へ売りさばかれた王家ゆかりの品々がすごかったです。
マリーアントワネットの使っていた家具とか、ポンパドール夫人の肖像画とか!
ベルばらしか出てこない!

あとは生で見てインパクトの大きかったロココの画家フラゴナールの「ぶらんこ」
(「ぶらんこ」が気になる方はフラゴナールのWikipediaへ)
ぶらんこに乗った女性、ぶらんこを押す男性、めくれ上がった女性のスカートの中を覗く男性。
ぶらんこの勢いか、女性の靴の片側は脱げて宙に舞っています。
(脱ぎやすい靴は尻軽の象徴だとか)
ぶらんこを押す男性は女性の夫、スカートの中を覗いている男性は女性の愛人と
目されているそうです。
男性2人を弄ぶ悪女のようですが、当の女性は至って無邪気な少女のよう。
若さと美しさだけで全てが許され、倫理観など頭にない少女の姿が見事に描かれていました…。

先生が帰った後はクラスメートと館内のカフェでティータイム。
吹き抜けの天井はガラス張りでとっても明るくて開放感満載。
紅茶とスコーンのクリームティーで正しく英国らしく。
引越疲れが優雅な時間で相殺されていく・・・!!



Finally I finished moving to new flat!I'm going to stay here for a while.

Next day I went to William Wallace Collection as a English lesson.My teacher explained the history of this collection.
Of course there is a lot of British art works.But I was excited at the objects from French royal family which were sold to the other countries after French Revolution.I remembered the Japanese comic based on this revolution.

Especially I was impressed by "The Swing" painted by Fragonard in 1767.
A lady riding a swing, a man pushing the swing, and another man looking at in her skirt.
Her shoe is soaring in the air.
The shoe taking off easy means a slut.
The first man is supposed her husband, the second one is supposed her lover.
She is trifling men but she looks a pure girl.
This painter perfectly described that she was allowed in her youth and beauty, she didn't have any ethics...

After my teacher went out, I had the great tea time with my classmate in cafe.The ceiling was made of glass and the tearoom was filled with brightness and opened.
The cream tea included Earl grey tea and a scone...it's traditional British style.The elegant tea time healed my fatigue of moving...!!

2016年7月18日月曜日

渡英後1か月が経ちました

2016年5月22日

渡英して1ヶ月。
月並みながら、まだ1ヶ月という気持ちと、もう1ヶ月かという気持ちと。
環境が一変して、ロンドンの色々な面を知ることができたのに、まだ1ヶ月しか経ってないのか!
全然英語が上達してないのにもう1ヶ月経ってしまった!
そんな気持ちです。

語学学校に通い始めてようやく生活リズムが出来てきた気がしますが、
ゆとりのありすぎる生活時間にいまだ慣れない元サラリーマンです(笑)
だって15:00に学校終わるんですよ?
まっすぐ帰宅するのがもったいなく感じてしまいます。

かと言って無職でお金がないので、
とりあえず公園に行ったり、散歩したり、たまに宿題したりしてます。

とは言え、語学学校に通うのもあと1ヶ月。
その間に英語力をそれなりに上げたいものです。
そして仕事探しを!
(上達しなければ学校をもう1ヶ月延長するかもしれませんが)


今の家の近所のリージェンツパークの薔薇。
パーク内にはクイーン・メアリーズ・ガーデンという薔薇園があるのですが、
見頃は来月頃でしょう。
私の英語力もまだこんな蕾の状態。
来月には開花してることを祈って精進します。

水仙や藤が咲いててなんだか和風。
藤の季節はそろそろ終わりですね。


ブラックスワン

One month passed since I've come to London.Only one month passed since I've come to London.Even one month passed since I've come to London.I'm feeling both of them.
I've changed all of my life and I've be able to know a lot of London in only one month.I haven't improved my English enough although I've spent one month!

Since I've gone to the language school, I've gotten my rhythm of life.But I can't spend much time usefully, because I was Japanese workaholic ;)My class finishes at 3:00pm.What a waste to go home directly!
But I have no money, so anyway I go to the park, walk in London or do the homework sometimes.
I'm going to finish my school in one month.During that, I'll improve my language skill.Then I'll find my job!(If I couldn't improve my language skill enough, I would extend for one month)

By the way, I took this picture in Regent's park which is close to my flat.There is the rose garden "Queen Mary's garden" in the park, the best time to see will be in next month.My English skill is also the rose bud.I hope my rose bud will bloom in next month and devote to my studying.

2016年7月17日日曜日

ヘイスティングスの戦いの地へ

バトル駅の看板

2016年5月7日

ウィリアム征服王で有名な決戦の地ヘイスティングスへ行ってきました。
語学学校のソーシャルプログラム(有料または無料の課外授業)で、
今回の遠出は他の学校の方々との合同イベント。
他の語学学校の中国人の女の子とも仲良くなりました!
先日行ったロンドン塔はウィリアム征服王が大改装したということもあって
ヘイスティングス熱が高まっていたところなので、まさに渡りに船!

駅とは思えない可愛さのバトル駅
さて、ロンドンのヴィクトリア駅から電車に揺られること1時間、
ヘイスティングスの戦いの地、その名も「バトル」へ。

ヘイスティングスの街から少し北に行ったところに戦いの地はあります。

戦いの地への入り口 
当時とは様子が異なるのでしょうが、本当にただの広い平原でした。
でもここで1066年に今日のイギリスを左右する戦いが繰り広げられたのかと思うと感慨深いです。
日本語のオーディオガイドを聴きながら、広い野原をぐるっと一周。


ざくっと当時のことを説明すると、
群雄割拠の時代、イングランド王の跡目争いで、
先王の遠縁にあたるフランス・ノルマンディーのウィリアムが勝利して

イングランド王になったのがこのヘイスティングスの戦いなのです。

今はのどかな平原ですが、ここが戦いの地「バトル」

歴史オタクの長々とした解説が不要の場合は次の写真へ飛んでください。
ヴァイキングの時代の末期、
1016年にデンマークのクヌート王Cnut the Greatがイングランドを征服しました。
彼の死後、アングロ・サクソン系のエドワード懺悔王Edward the Confessorが即位して、
1043年にイングランドはデンマークから独立します。
しかし共同統治者だったクヌート王の息子であり、
エドワードの異父弟でもあるハーデクヌーズHarthacnutが突然亡くなったことで、
エドワードは王位を得たわけですが、その権威は弱々しいものでした。
デンマークにイングランドが征服されていた際に、
エドワードは母親の故郷でもあるフランスのノルマンディーに亡命しており、
王に即位した後も、ノルマンディーの諸侯を高位に就かせて自分の後ろ盾としていました。
というのも、妻の父親ウェセックス伯ゴドウィンの勢力に何かと圧力をかけられていたからです。
懺悔王という名の通り、エドワードは亡命時に修道士として20年以上過ごしており、
結婚はしたものの子どもを設けることはなかったそうです。
(彼の信仰心は歴代のイングランド王の戴冠式が行われるウェストミンスター寺院の建設でも知られています)
エドワード王は、後継者には甥のエドワード・アシリングを指名していましたが、
王よりも先に亡くなってしまったため、その息子エドガーを改めて後継者に指名しました。

1066年1月、エドワード懺悔王が亡くなったとき、
後継者指名されていたエドガー・アシリングは14~15歳で若すぎたため、
王の義弟ハロルド(ウェセックス伯ゴドウィンの息子)がハロルド2世Harold Ⅱとして即位。
しかし、ハロルド王の弟トスティとその支援者ノルウェー王ハーラル3世、
さらにはフランスのノルマンディー公ギョーム2世が反発して戦いが起こりました。

ハロルド2世は、まずは9月25日にスタンフォード・ブリッジの戦いで 弟トスティとハーラル3世を打ち負かします。
(北欧史的にはヘイスティングスよりもスタンフォード・ブリッジの戦いの方がアツい)
次いで10月14日、ヘイスティングスの戦いでギョーム2世と戦います。
(スタンフォード・ブリッジからヘイスティングスまで400kmあるので、よく移動したもんです)
ギョーム2世はエドワード懺悔王の従甥(従弟の息子)にあたり、
エドワードがノルマンディーに亡命していた時に親しくしていて、
王の後継者として指名も受けていたと主張し、後継者争いに名乗りを上げました。
はじめはハロルドのイングランド軍が優勢でしたが、
ついにギョーム率いるノルマン軍は戦いに勝利しました。
ギョーム2世はドーバー、カンタベリーも陥落させ、12月にはロンドンも降伏させました。
ついに12月25日、ノルマンディー公ギョーム2世は
ウェストミンスター寺院でウィリアム1世として即位し、ノルマン王朝を開きました。
(ロンドンという街は王から独立した力を持っていて、ロンドンに受け入れられない王はウェストミンスター寺院で即位できないのです)
1月のエドワード懺悔王の崩御から約1年。1066年という年がいかに激動の1年だったことか!
そして、征服王ウィリアム1世の勝利を決定づけたヘイスティングスの戦いが
いかに重要だったか想像に難くありません。




ということで、950年前の戦いに想いを馳せながらバトルの地を散策しました。
とっても見晴らしの良い平原です。
周囲にはハロルド王含む戦没者を悼むために建てられた寺院跡や、
今は学校として使われているかつての修道院が建っています。

ハロルド王含む戦没者を悼むために建てられた寺院跡

きれいなお花と寺院跡。諸行無常を感じます。

1818年に作られた氷室なんだそうです。

中世の衣装を身にまとって歴史を語る人

今は学校として使われているかつての修道院

フランスから送られた記念碑

石垣に囲まれた道
戦いの地を見た後はヘイスティングスの街の方へ。
イングランド南に位置する海沿いの街で、夏はリゾート地だそうです。
まだ海水浴には寒いですが、海辺でBBQしてる人々で賑わっていました。
羨ましい!ので、ランチは「カニスペシャル Crab Special」という
エビ・カニと何故かジャガイモをグリルした料理を食べました。

ランチは「カニスペシャル Crab Special」
丘の上に見えるのはウィリアム征服王によって建てられたヘイスティングス城跡。
丘の上へ上るにはリフト(ケーブルカー)に乗ります。
ヘイスティングス城跡は廃墟になっていて中には入れませんでした。

代わりにヘイスティングスの街を見下ろす気持ちよさ。

高い所好きとしては丘の上が気になる

ケーブルカーで丘の上へ

今は廃墟となったヘイスティングス城跡


丘の上から街並みを見下ろす



街並みもとても可愛い

なんだかとっても歪んでます

夏にまた来たい海辺
帰りの電車が大幅に遅れて帰宅は21:00過ぎ。
なかなかの長旅となりましたが、楽しかったです。
スタンフォード・ブリッジも行きたい…!!
ハロルド2世が辿った400kmの道程を逆走して…?