このブログはアイスランド(地の果てテュレ)を愛してやまない日本人コマによる旅行記&滞在記です。
アイスランドのきれいな景色やかわいい街並み、どうでもいい小ネタをご紹介します。
短期滞在の旅行では飽き足らず、ついに2019年から大学留学という形でアイスランドに滞在しています。
その前にイギリスにも住んでいたため、イギリスネタもかなり挟まれてます。

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2016年8月22日月曜日

聖ヨハネ騎士団博物館に迷い込みました

I discovered Museum of the Order of St.John by chance.

聖ヨハネの門(16世紀)
土曜のお散歩で迷い込んだのは
Museum of the Order of St.John(聖ヨハネ騎士団博物館)でした。
*Google Mapの日本語表記はセント・ジョン修道会博物館です。
そういえば5月に前を通りすがった時もいきなり格好いい建物があるな~と思った所でした。


聖ヨハネの門の反対側から
博物館の入り口は門の真下にあります

天井は崩れてしまったのか、ここだけモダンにガラス張り

11世紀の十字軍の時代にエルサレムに病院兼宿泊所を建てたのが
聖ヨハネ騎士団の始まりだそうで、
12世紀にこの地にイングランド支部を建てたそうです。
現在残っているゲート部分の建物は16世紀のものだとか。

しかしヘンリー8世のローマ・カトリックからの分離で、騎士団は一旦解散。
メアリー女王時代に復活するも、エリザベス1世の時には再び解散。
その後、この建物は娯楽場、コーヒーハウス、パブなど様々な使われ方をし、
19世紀のヴィクトリア女王時代に救急救命を主な目的として
再び聖ヨハネ騎士団が再結成されたそうです。

そのため、館内はエルサレムに関する展示や救急救命の歴史などが紹介されていました。
あとは騎士団が派生したマルタやロードス島にまつわる展示なども。
エルサレムの聖墳墓教会のミニチュアがとても精巧で素敵でした。
螺鈿の技術がとても細かい!
今でいうところの高級旅行土産だそうです。

エルサレムの聖墳墓教会ミニチュア。螺鈿が繊細。
上から見ても精巧な作り
これは別バージョンで、螺鈿は少なめ


あと、こんなところで名画発見!がまた。

地面には子ども向けワークショップの名残で星形の紙屑が・・・そしてその先を見上げると・・・


どこかで見たことある画風と思いきや・・・カラヴァッジョの「いかさま師」
カラヴァッジョの「いかさま師」
でもここにあるのさすがにおかしい気がして調べてみたら、
本物はアメリカのキンベル博物館にあって、
ここにあるのは精巧な複製画という見解が強いそうです。
ただ、カラヴァッジョ自身が描いた複製画なのでは、という見解もあるとかないとか。
はてさてふむ~

1日2回ガイドツアーで非公開の部屋にも入れるそうなので、また来たいと思います。
火金土の11:00と14:30(夏季は日曜の14:00も開催)
先着順で毎回15名まで。

The Museum of the Order of St John

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