このブログはアイスランド(地の果てテュレ)を愛してやまない日本人コマによる旅行記&滞在記です。
アイスランドのきれいな景色やかわいい街並み、どうでもいい小ネタをご紹介します。
短期滞在の旅行では飽き足らず、ついに2019年から大学留学という形でアイスランドに滞在しています。
その前にイギリスにも住んでいたため、イギリスネタもかなり挟まれてます。

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2016年8月30日火曜日

イギリスのオーブンの謎

I did use the oven in my flat.
たまには生活感のある話を。

家主ちゃんが友人の結婚式でプラハに旅行中の週末、
なんだか気になっていたけど出来なかった家の諸々をすっきり消化。
台所や洗面所の死角の汚れを徹底的に落とし、
謎だったオーブンの使い方を確認。

はっきり訊ねたことはないのですが、

恐らく2~3歳年下であろう家主ちゃんはお世辞にもキレイ好きとは言い難く、
先週はコバエの発生に私は苦悩・・・超苦悩・・・。

コバエがベルガモットの香りを嫌うというので、

無印でベルガモット・オイルを購入し、部屋中に振り撒いたりしてました。
好きな香りなので、香り自体は嬉しい。問題は原因です。
10mlで£3.95(約550円)アロマ・ランプはお値段的に見合わせ・・・。


台所のゴミ箱にコバエたかってるから気を付けてねと家主ちゃんに言ったら、
腐ったバナナ捨てたからだわ~と言いつつゴミ箱ごと廃棄してました。
ゴミ箱を洗うという発想はないのね。いや、いいんですけどね。
あと、窓際で生肉を解凍していたのも原因だよ。きっと。

竹を割ったような性格で話しやすいのですが、
繊細さはあまりないらしいので、愛しやすいように家主ちゃんと呼ぶようにしてます。
(対面では名前呼びですが)

そんなうちのフラットで謎だったのがガス・オーブンの使い方。

右がオーブンの上段から加熱(直火でグリル)
左がオーブンの下段から加熱(じっくりロースト)

スイッチの入れ方そのものは家主ちゃんに教わっていたのですが、
謎だったのはこのメモリ。

Sから始まり、1~9って何??

調べてもすぐには検索できず、ようやくたどり着いた先の情報によると、

1(275F) 140℃
2(300F) 150℃
3(325F) 160/170℃
4(350F) 180℃
5(375F) 190℃
6(400F) 200℃
7(425F) 220℃
8(450F) 230℃
9(475F) 240℃

素直に華氏で書いてくれればまだわかりやすいものを・・・。
Sは未だに謎です。


ただ、うちのフラットはそんなに全く高級ではないので、
多くの日本人の方はもっと新しいオーブンが付いているフラットにお住まいなのではないかと・・・。
そんなわけで住み始めて2か月にして初のオーブン料理。
豚ロース、茄子、ズッキーニ、マッシュルームのチーズ焼き。
チーズをかけて焼けば大体の料理は美味しくなる・・・!!

折角の初オーブンなのでロース買ってみました。豚ですが。


ちなみに英國で見つけるのが難しいのは薄切り肉とマッシュルーム以外のキノコ。あと根菜類です。
鍋物が食べたくなったときはどうしてくれようか・・・。

2016年8月29日月曜日

ノッティング・ヒル・カーニバルに気分はカリビアン

Notting Hill Carnival!


バンク・ホリデーでお休みの今日はノッティング・ヒル・カーニバルに行ってきました。
1965年から続くカリビアン・カーニバルだそうで、
毎年8月末に開催されています。
ノッティング・ヒルというロンドンでも高級なエリアが
南米系の音楽や屋台、そして大量の人で溢れていました。
ロンドン最大のマーケット「ポートベロー・マーケット」の開催地でもあるのですが、

それとはまた違った人の賑わい!


通りには大音量の音楽があふれ、
辺り全体がクラブのようになってました。
通りを離れてもしばらくは体に振動が残っているかのよう・・・!!





謎のコウモリ男・・・クオリティーとは・・・?

給水中のコウモリ男





ジャーク・チキンが食べたくて屋台に並んでいたら目の前でチキン売り切れ。
焼きあがるのを待っていたら小一時間くらい待たされました。。。
店員さんは何分経っても「あと15分」と言ってて当てにならない(笑)
でも待ったかいあってスパイシーでおいしかったです。





2016年8月26日金曜日

金曜はヴィクトリア&アルバート美術館でレイト・ミュージアム

Late museum at Friday night.


金曜は夜の10:00まで開いているヴィクトリア&アルバート美術館へ。
レイト・ショーならぬレイト・ミュージアム。
ただ開館時間が長いだけかと思いきや、色々イベントやってました。
今日は農業関係者が来て
各ブースでプレゼンしてたり、
DJブースがあったり、
チケットブースがバーカウンターに変わってたり。

いつものチケットブースがバーカウンターに!

入口入ってすぐバーカウンターがあったら、
そりゃ飲みますよね。

展示ブースでは飲食禁止ですので覗くだけ。

ただ、スパークリングワイン頼んだのに、
作り置きしてたのを出され、泡がない(笑)
ちなみに展示エリアは飲食禁止です。

明るい時間の中庭。  
暗くなってからの中庭。

館内のカフェは相変わらずの美しさ。

夜は入れない展示エリアも結構あったので、
アートを楽しみたいなら昼間がいいですが、
いつもと違う雰囲気を味わいたいなら、
こういうのもいいですね。
帰りは少しだけ歩いてハロッズのライトアップをパチリ。
さすがハロッズ。王道のキレイなライトアップ。



Victoria and Albert Museum

2016年8月22日月曜日

聖ヨハネ騎士団博物館に迷い込みました

I discovered Museum of the Order of St.John by chance.

聖ヨハネの門(16世紀)
土曜のお散歩で迷い込んだのは
Museum of the Order of St.John(聖ヨハネ騎士団博物館)でした。
*Google Mapの日本語表記はセント・ジョン修道会博物館です。
そういえば5月に前を通りすがった時もいきなり格好いい建物があるな~と思った所でした。


聖ヨハネの門の反対側から
博物館の入り口は門の真下にあります

天井は崩れてしまったのか、ここだけモダンにガラス張り

11世紀の十字軍の時代にエルサレムに病院兼宿泊所を建てたのが
聖ヨハネ騎士団の始まりだそうで、
12世紀にこの地にイングランド支部を建てたそうです。
現在残っているゲート部分の建物は16世紀のものだとか。

しかしヘンリー8世のローマ・カトリックからの分離で、騎士団は一旦解散。
メアリー女王時代に復活するも、エリザベス1世の時には再び解散。
その後、この建物は娯楽場、コーヒーハウス、パブなど様々な使われ方をし、
19世紀のヴィクトリア女王時代に救急救命を主な目的として
再び聖ヨハネ騎士団が再結成されたそうです。

そのため、館内はエルサレムに関する展示や救急救命の歴史などが紹介されていました。
あとは騎士団が派生したマルタやロードス島にまつわる展示なども。
エルサレムの聖墳墓教会のミニチュアがとても精巧で素敵でした。
螺鈿の技術がとても細かい!
今でいうところの高級旅行土産だそうです。

エルサレムの聖墳墓教会ミニチュア。螺鈿が繊細。
上から見ても精巧な作り
これは別バージョンで、螺鈿は少なめ


あと、こんなところで名画発見!がまた。

地面には子ども向けワークショップの名残で星形の紙屑が・・・そしてその先を見上げると・・・


どこかで見たことある画風と思いきや・・・カラヴァッジョの「いかさま師」
カラヴァッジョの「いかさま師」
でもここにあるのさすがにおかしい気がして調べてみたら、
本物はアメリカのキンベル博物館にあって、
ここにあるのは精巧な複製画という見解が強いそうです。
ただ、カラヴァッジョ自身が描いた複製画なのでは、という見解もあるとかないとか。
はてさてふむ~

1日2回ガイドツアーで非公開の部屋にも入れるそうなので、また来たいと思います。
火金土の11:00と14:30(夏季は日曜の14:00も開催)
先着順で毎回15名まで。

The Museum of the Order of St John

2016年8月11日木曜日

ケンプトン・パークのアンティーク・マーケットで茶匙を購入

2016年8月9日

I went to Sunbury Antiques Market in Kempton Park.

毎月第二・最終火曜に開催されるケンプトン・パークのアンティーク・マーケットに行ってきました。
正式名称はSunbury Antiques Marketと言うそうです。
http://www.sunburyantiques.com/

銀のゴブレットでワインを飲みたい。
どんなところかな~と思ったら競馬場を貸し切ってのアンティーク・マーケット!
もちろん馬場には入れませんが、その半周を囲むようにお店がずらり。
お昼頃には店じまいしてしまうそうですが、朝の7時頃からお買い物できるそうです。
出勤前とか午前半休とかでもお買い物でできてしまうのやも?

競馬場の観客席の手前にストール。
奥の芝生は馬場です。
トラックで乗り付けて、そのままお店を広げてます。

私は無難に8:30頃到着。
すでに買い物を終えて大きな荷物を抱えて帰る人とすれ違いながらも、
お昼までに3周ぐらいじーっくり見ました。

戦利品はキャディースプーン(茶匙)1つ。
3時間かけてスプーン1つとは物足りないかと思われるかもしれませんが、
とっても優美なスプーンなのです!
すくう部分は貝殻、持ち手は透かし、繋ぎ目は2回ねじられていて何とも繊細。
行く前からキャディースプーンが欲しいと思っていて、
素晴らしい一品を探し当てられたので大満足です。

本日唯一にして無二の戦利品、キャディー・スプーン(茶匙)。£55
買ったキャディー・スプーンが入っていた箱。
キャディー・スプーンを買ったのは銀食器専門のストール。
買う時、隣にいた老夫婦のお客さんから
「何に使うかわかってるの?お茶に使うんだよ?」と訊かれ、
茶匙以外に何があるのか!?と逆に訊きたかった・・・。
郊外のマーケットなので、一眼レフぶら下げている観光客風の人は私ぐらいしかおらず、
英国人でも茶葉ではなくティーバッグ使用が多い昨今、
この子本当にわかってるのかしら?と心配されたみたいです。
ティーバッグでも飲みますが、
ちゃんとフォートナム&メイソンのリーフティーを愛用しておりますのでご安心を。
ちなみに、ティーストレーナー(茶こし)は我慢しきれずWhittardですでに買ってしまいました。
(いつかはアンティークの茶こしも欲しい)

あとは陶器の青いボトルに、コルクではなく木の蓋がつけられたのが、
可愛くて欲しくてたまらなかったのですが、バラ売りはしていないとのことで断念。
1個でも用途に悩むのに5個も何に使えと?

陶器の青いボトル。蓋が木で出来ているところが本当に可愛い。5個セットで£25
最近、好きすぎて危険な古い鍵の類も悩みつつ断念。
可愛い。確かに可愛いが、何の宝箱も空けられない鍵なんて可愛いだけでしかない。

鍵・・・可愛い。もっとデコラティブだったら即買いしていた・・・危ない。
そして指輪やワイングラスやゴブレットやら欲しいものは沢山あるのですが、
ふと気付いてしまいました。
ワタクシ、アンティーク(百年以上年数を経たもの)に関してはずぶの素人ですが、
中世史オタクとして千年以上前の品に詳しかったり、美術館だけは行き過ぎたりして変に目が肥えているんです(笑)
こんなに知ってるんだぜ、と言う意味ではなく、ちょっとしたお金持ちの嗜好品どころではない、
王侯貴族の贅の限りを見まくっているので、理想が高くなりすぎているのです・・・!!
ヴィクトリア朝の指輪ではなく、ヴィクトリア女王の指輪がいいな~とか、
自分は何様なんでしょうか??
そんなわけで特にアクセサリー類にはなかなか手が出せないのでした。
いつかピンとくるものが見つかることを祈って、懲りずにマーケットに出掛けたいと思います。

こちらは雑多に並べられていたのでアンティークではなさそう。
青いに弱い。
ついでに他にも魅力的な品々をば。

魅惑のティースプーン1。透かし模様の把手。
魅惑のティースプーン2。青い装飾の把手。
魅惑のティースプーン3。優美なねじり。
魅惑のティースプーン4。金地にエメラルド・グリーン。
魅惑のティースプーン5。船型の把手。
そんなにスプーンいらないですよ。わかってますよ。でも素敵でした。セットで買いたい。

ナイフに船が見える!
白地に金も素敵だし、金と青の組み合わせも最強。
バスケット持ってピクニックに行きたい。左の布は魚の骨
天使の羽がそこかしこに。
カラフルな椅子たちと可愛い犬たち。
山積みの本たち。
スウェーデンのヴァーサ号の模型。

木の部分の彫刻がなんとも素晴らしい。
イチゴかと思いきや毒キノコ柄のボタン。
豚、豚、羊・・・誰にもらわれていくのかしら?
(それにしてもここは日本人が多かったな~)

Sunbury Antiques Market